気象衛星「ひまわり」正式運用開始

H-IIAロケット7号機によって2005年2月26日午後6時25分に射ち上げられた、日本の気象衛星…もとい、運輸多目的衛星「ひまわり6号」(MTSAT-1R)は、本日より正式に運用が開始されました(気象観測だけ)。本来は、もっと早い運用の開始が予定されていましたが、調整に手間取っていました。ひまわり5号(GMS-5)の寿命による引退をうけて、アメリカから借りて利用していた気象衛星「GOES-9」を利用して観測を続けていましたが、今日からは、また日本の衛星で観測ができることになります。
早速、撮影画像に描かれている文字が、「GOES-9」から「MTSAT-1R」に変わっていました。なお、ひまわり6号では1時間に2枚の画像を撮影することが可能になったために、今までは「○時の画像」という呼称に加え「○時半の画像」という表現を用いることになりました。以下、気象庁のWEBサイトより引用です。

具体的には、例えば午前11時半から正午にかけて観測した全球観測の画像を「12時の画像」、続く北半球観測の画像を「12時半の画像」と呼んでまいります。

ちなみに5月31日から試験配信が行われてた模様です。