台風14号、九州を通過

2005年8月29日にマリアナ諸島で発生した台風14号(名称は韓国で蝶を意味するナービー)ですが、本日、九州を通過していきました。ここ、鹿児島県指宿市に最も近づいたのは、朝の9時〜10時頃で、猛烈な風と雨が降り数時間の停電がありました。幸いにも浸水などの被害はありませんでした。一時雨がやんだので、目に近い部分を通ったのだと思いますが、上陸はしませんでした。勢力は940hPa程度、風速は40m/s程度でした。公共の交通機関はほぼストップし、国道も至る所で通れなくなりました。
その後、台風は午後2時すぎに長崎県諫早市付近に上陸しました。宮崎などは川が氾濫するなどして多くの家が浸水しており、一部では2階部分まで浸水している家もあるということです。鹿児島県内などでも土砂崩れなどの被害が相次いでおり、夜の9時までに4人の死亡が確認され18人が行方不明になっております。
また、今日未明から災害対策基本法に基づく避難指示や避難勧告が各地で出されており、避難している人は4万5千人を超えているということです。