アメリカ、アルジャジーラへの攻撃を断念

中東の有力な衛星テレビ局で、テロリストの声明などを多く放送し「中東のCNN」と呼ばれるアルジャジーラテレビですが、アメリカのブッシュ大統領カタールにあるアルジャジーラ本部に攻撃を加える意図があるとイギリスのブレア首相に明らかにしていたと、イギリスの大衆紙デーリーミラーが報じています。
これは、イギリス首相府の極秘メモの内容をもとにした報道であり、漏出元の内閣府の職員などが起訴されているほか、ゴールドスミス法務長官が「メモの詳細を報じた場合、国家機密を漏出したとして訴追される可能性がある」と警告しているということです。
ブレア首相が反対したため、攻撃は行われなかった模様です。
アメリカはアルジャジーラの報道に対し、以前から強い不快感を示しており、イラク支部を強制的に排除するなどの処置をとっています。2002年11月にはアフガニスタンの首都カブールにあるアルジャジーラ事務所をミサイルで破壊(幸いにして事務所は無人でしたが、アメリカはテロリストの拠点だと思っていたとコメント)。2003年4月にはバグダッド支局に砲撃し記者一人が死亡しています(アメリカは誤爆を主張)。

アルジャジーラ声明「報道が正しいとすれば、当社だけでなく世界中の報道メディアにとって衝撃であり、懸念すべきことだ」
ホワイトハウス・マクレラン報道官「こんな奇怪で想像すらできないことにまともに対応するつもりはない」
首相官邸・スポークスマン「この記事について言うべきことは目下、ない。漏洩した記録文書にはコメントしない」

道元大衆紙でありますし、まさか、こんなことは、あるはずは無いと思いますし、あったとしても、何か関係のない発言を婉曲して大袈裟に誇張した報道であるとは思うのですが、実際にそう言う意図があったとすれば…、到底許されることではありません。