小泉首相、米下院ハイド外交委員長の書簡に不快感

昨年も日本政府に対し靖国参拝を懸念する書簡を送っているアメリカ下院外交委員会のハイド委員長ですが、今度は下院議長のハスタート氏に対し書簡を送っていたということです。
書簡は4月下旬に出され、6月に訪米する予定の小泉首相について、靖国神社への参拝を続けていることにふれ、米議会で演説することに疑問を呈する内容だったということです。

小泉純一郎首相「私は米国議会に、演説を要求したことも打診したこともない。米国議会の中に全く違う意見もある。自由ですね」(15日)

安倍晋三内閣官房長官も記者会見で、小泉総理がアメリカ議会で演説する予定はないと話しました。

安倍晋三内閣官房長官「多くの米国議員は信仰の自由の観点からそのような批判はしてない」「首相の真意がよく理解されていないとすれば、理解をしてもらえるよう努力したい」「そもそも演説の予定はないし、そういう希望を述べたこともない」

このアメリカ下院の外交委員長のハイド氏は、よほど首相の靖国参拝を毛嫌いしているのでしょうね。

連立政権の公明党・神崎代表「中国、韓国だけでなくアメリカにも靖国参拝に対して慎重であるべきだという空気があるということは重く受け止めるべきだ」(17日記者会見)