イラクの陸上自衛隊、撤退へ

2006年6月20日13:00より小泉純一郎内閣総理大臣が記者会見を行い、イラク南部の都市サマワサマーワ)に基地を作って駐留し人道復興支援活動を行っている陸上自衛隊を撤退させる方針を発表しました。撤退の理由について「活動の目的を達成したため」としています。

イラクでは現在も治安が悪いままですが、新政権が誕生し、サマーワがあるムサンナ県の治安権限が多国籍軍からイラク治安部隊へ移譲されたのを受けて、共に展開しているイギリス軍やオーストラリア軍と共に撤退することになったものです。なお、同じくイラクで活動している航空自衛隊(空自)については、活動範囲が広げられる予定です。
ちなみに、サダム・フセイン元大統領を裁く裁判が行われており、先日死刑が求刑されたとニュースになりました。これは戦犯ではなく、国内でイスラムシーア派住民を虐殺したとされる事件の審理です。