イラクの陸上自衛隊、撤退完了

イラク南部ムサンナ州に駐留していた日本の陸上自衛隊陸自)は、日本時間の2006年7月17日午後7時35分、全員が隣国のクェートに到着し撤退が完了しました。2006年7月7日から10日かけての撤退で、2年半でのべ5500人が関わった復興支援活動は1人の犠牲者も出すことなく*1終了しました。
額賀福志郎防衛庁長官は撤退完了直前にクエートを視察していまして、「記者に撤退完了はもうすぐですか?」と問われてどぎまぎしていました。北朝鮮のミサイル発射の時の記者会見での件といい、嘘のつけない人ですネ。
新聞では皮肉を込めて『初の戦地派遣』という見出しを打ったり、イラク市民の声を「逃げるように去っていった」などと紹介していました。
なお、航空自衛隊は今後も活動を続け、8月頃からは治安が悪化しているイラクの首都バグダッドなどへの輸送も行う予定です。…バグダッドイラク特措法の定める非戦闘地域ですか?

*1:イラク派遣に関係あるかは分かりませんが自殺者は数名出ています