海上自衛隊護衛艦「さわゆき」乗組員、艦内で火事を起こし逮捕される

2008年6日午前3時10分頃、青森県尻屋崎の東南東約25kmを航行中の海上自衛隊護衛艦「さわゆき」(はつゆき型護衛艦排水量2,950トン・全長130m・乗員200名)で、油ふき用の布にライターで火をつけて揚錨機室の床や天井を焼いたとして、海自大湊地方警務隊は2008年7月10日、乗組員の21歳の海士長を建造物等損壊容疑で逮捕しました。火事は2008年6日午前3時50分過ぎに鎮火し、けが人などはなく、「さわゆき」は自力で航行を続け2008年6日午後3時50分頃に青森県むつ市大湊港に入港しています。
この事件では、青森朝日放送のチャーターした小川航空のヘリコプターが、2008年7月6日午前11時16分に青森空港を離陸し取材に向かっていたところ、2008年7月6日午前11時45分頃に爆発音と共に消息を絶つ事故を起こしています。翌7日の夕方、海上に浮いていたヘリコプターのドアや無線通信に使用するヘッドセット、搭乗していたアナウンサーの身分証明書などが回収されました。2008年7月9日午前6時10分頃、海上保安庁の巡視船が、大間崎沖の弁天島の西南西約700mの海底でヘリコプターの機体の一部を発見し、43歳の副機長の遺体が収容されました。アナウンサーの28歳の男性と、カメラマンの39歳の男性、機長の57歳の男性の行方は分かっていません。