「タミフル」異常行動との関連無し

抗インフルエンザウイルス薬「タミフル」は、10代の子どもが服用すると暴れたり高いところから飛び降りるなどの異常行動を起こすとして、厚生労働省は10代の患者については原則として中止するよう医療機関に警告するよう指示していましたが、2つの疫学研究班の調査によって、タミフルを服用した場合としない場合で異常行動を起こす割合に差がほとんど無かったことが明らかになりました。
なお、異常行動を起こした人の割合は、タミフルを服用した人で12%、服用しなかった人で13%と、インフルエンザに感染した人の10人に1人以上が何らかの異常行動を起こしているようです。タミフルの服用にかかわらず、インフルエンザ発症後は患者の様子に注意すべきでしょう。