イスラエル軍がガザ地区を空爆、死者数300人近く

2008年12月27日から28日にかけて、ユダヤ人の国であるイスラエルの軍隊が、イスラエルに隣接しパレスチナ人が住むパレスチナ自治区ガザ地区へ断続的に大規模な空爆を行い、アメリカのCNNテレビの報道によれば死者は少なくとも275人、負傷者も600人に達しているということです。死傷者の中には一般市民も含まれています。イスラエル軍は攻撃の理由について、ガザ地区を実行支配する政党・イスラム原理主義団体「ハマス」がイスラエルに向けてロケット弾110発余りを発射し、1名の死者が出たことが理由だとしています。ロイター通信によれば、イスラエル側に負傷者は出ていないが、世論調査で与党の支持率が低下しているために2009年2月に実施される総選挙を前に対応する必要があったと紹介しています。
イスラエルハマスは半年間の停戦していましたが、2008年12月19日に失効していました。
イスラエル軍の大規模な空爆を受けて、国際連合安全保障理事会は、全当事者に対し即時の軍事行為停止を求める報道機関向け声明を発表しました。